昭和26年05月26日 参議院 地方行政・法務連合委員会

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/010/0336/01005260336004a.html

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日本共産党　須藤五郎
それじゃその問題はそうとしますが、今5000人殖やさないと国内の治安が保てないというような御心配らしいのですが、私たちまあここに鈴木大阪警視庁総監も見えていらっしゃいますが、大阪、神戸などにおきましても何かこの前の朝鮮人の集団というような暴動があった場合に、外から見ておりますと、これはとても足りないどころじゃない、必要以上の動員がされておると思うのです。この東京におきましても、この前映画などを拝見いたしまして法務委員会で見ましたら、よくわかるのですが、どうもそこにおる人よりも警官のほうが多く動員されておる。何だか私は現在でも警官が余って街に氾濫しておるように見受けるのですが、なおその上に増員する、5000人殖やすということは了解できないのですが、私はこう申しましても法務総裁としては見解の相違ということになって水掛論ということになると思うのですが、我々は、大衆は警察官を少いという感じを絶対今日持っていないということをはっきり申上げたい。そういうふうに考えるのです。若しもこういう状態がどんどん続くならば全く日本は警察国家になって、とんでもない非民主的な国ができてしまうんじゃないかという心配が私どもにあるわけなんです。