2019年5月23日木曜日

昭和25年04月19日 衆議院 労働委員会

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/007/0808/00704190808013a.html

[072]
自由党 天野公義
今のお話概略わかるのですが、どうも6日のやつがはっきりしないのです。それで所長さんのところに直接交渉に来た者は、共産党員であり、朝鮮人系の大山洋男というものが主となって、中澤という事務局長、それから今野、和田、金山という者たちが直接に所長さんのところに交渉に行ったと思うのですが、その交渉のときに所長さんはどういうようなことをやられたか。

私の聞きますところによりますと、所長さんは腰かけておって、そしてその所長さんの机の上に、これらの代表者たちが飛び上ったり、腰をかけたり、机をたたいたりしていろいろ交渉をし、上着の中に手を入れて、刀を持っているというようなかっこうをして、これをしなければ殺すぞというような暴言までも所長さんに吐かれていたはずなのであります。その点をひとつ正直に、簡潔におっしゃっていただきたい。

[073]
説明員(労働事務官(足立公共職業安定所長)) 上島菊造
そのときは3月6日ではないのです。3月9日なんです。3月9日のことは、少くともその場の空気といたしましては、私の印象では暴行、脅迫というふうに十分感ずる。

例をとりまするならば、日本語の十分でないような朝鮮人の方が、非常に乱暴狼藉と言いますか、挙動的に―顔を見ても非常に脅威を感ずるような―それから中には洋服でこういうふうなかっこうをされまして、この中にはたしてあいくちがあるかないか、私には要るあれがありませんが、少くともこのあいくちでもって所長と刺し違えようというふうなこと、あるいはまた、私のいすのまわりを取巻き、私の上着を現実に握り、それからひっぱる、そういう事実はありました。

[074]
自由党 天野公義
その事実が6日であろうと9日であろうと、問題ではない。そういう事実があるかないかということが実は問題なんです。所長さんとしては、そういうような暴力を伴ったつるし上げにあって、生命の危険を感じられたと思うわけでありますが、その点ももう少し率直に言ってください。

[075]
説明員(労働事務官(足立公共職業安定所長)) 上島菊造
千住の警察署長の代理の警部がいらしつて、少くとも君たちは、足立安定所長から退去の要求が出ておるのじゃないか、そういうことを十分知ってるか。十分知ってる。それならばぼくたちはこれから実力行使に移るのだから、ここの部屋には時計がないが、ぼくの持っている時計で10分以内に立ちのくように。もし立ちのかなければ、実力行使をするからというような発言をされましたときに、その発言が終るか終らないに、そこにいた方の、もちろん共産党と常日ごろ言っておられる人もありますし、共産党の方だと思いますが、いきなりスクラムを組んで、私と署長代理とをスクラムの中へ入れて、私そのとき非常に身体的に脅威を感じたものですから、署長代理の警部の陰に身を寄せて行ったような状態があります。それで非常に自分といたしましては、生命的に十分危険性を感じておったような状態なのでございます。

[076]
自由党 天野公義
その際所長さんの要求で、警察から来て4名検束されて、結局今野、金山、金城という3名がとめられたような状態のように聞いておりますが、事実でございますか。

[077]
説明員(労働事務官(足立公共職業安定所長)) 上島菊造
そのときは非常に混乱状態でありますので、しかも名前については十分はっきりと、そのときにだれがどういうことをやられたかということについては、区別がつきかねるのでございます。

[078]
自由党 天野公義
先ほど所長さんと交渉された大山、中澤という、これは共産党員ですが、このほかに足立の土建組合長として、秋和松五郎というのがおると思うのです。その秋和さんという人は、もと東京都の職員組合の執行委員をしていて、行政整理になった方と聞いております。この方が裏にあっていろいろやっておるというように私は聞いておるのですが、所長さんはその点御存じありますか、ありませんか。お伺いしたいと思います。

[079]
説明員(労働事務官(足立公共職業安定所長)) 上島菊造
この3月9日の事件についてですか。

[080]
自由党 天野公義
いいえ、それとちょっと離れて、これも関連しておりますけれども……。

[081]
説明員(労働事務官(足立公共職業安定所長)) 上島菊造
秋和君につきましては、私のところへ東京土建一般労働組合足立職安分会の分会長という形において、要請書を持って見えたこともありますので、十分顔も知っておるのですが、私たちとしては、陰にまわっていろいろやっておられるように考えておるわけです。しかしはっきりその事実につきましては確信を私持っておりません。

日共と在日の事件 ~ ソースは国会議事録

神奈川税務署員殉職事件      19470623
浜松事件             19480404~05
犬山事件             19480408
阪神教育事件           19480414~26
宇部事件             19481209
姫路事件             19481210
益田事件             19481225~26
平事件              19490630
下関事件             19490820
武生事件             19490920
台東会館事件           19500310・20
人民広場事件           19500530
・朝鮮戦争勃発           19500625
長田区役所襲撃事件        19501120~27
大津地方検察庁襲撃事件      19501201
円山公園事件           19501209
王子朝鮮人学校事件        19510307
浅草米兵暴行事件         19510321
東成警察署襲撃事件        19511201
練馬事件             19511226
白鳥事件             19520121
田口事件             19520203
京都事件             19520223・0320
広島事件             19520301
静岡地方裁判所事件        19520414
血のメーデー事件         19520501
京都メーデー事件         19520501
広島地裁被疑者奪回事件      19520513
大阪地方裁判所堺支部事件     19520515
吹田事件             19520625
横川元代議士襲撃事件       19520807
大村収容所事件          19521111
・朝鮮戦争休戦協定締結       19530727