http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/010/0082/01001310082002a.html
[108]
法務総裁 大橋武夫
ただいま私が重大な問題であると申しましたのは、これは国内においてもこの問題を十分に考慮して、治安上の施策をしなければならぬという意味において申し上げたのであります。しかしながらこれはただちに国内の治安の状態が緊急状態になっておるという意味ではないのでございまして、朝鮮事件におきまする国内治安の情勢を一言にして申し上げますと、共産党員及びこれに同調いたしまする一部朝鮮人が、占領目的違反の言論及び先般来お聞き及びの通りの集団暴力事犯等を起しておりますが、これらを除きましては格別注目すべきことはなく、むしろ終戦後の異常な犯罪情勢から、漸次平常のそれに復帰しつつあるというような状態でございます。また共産党員並びにこれに同調する一部朝鮮人の暴力事犯等につきましても、ただいまのところ現在の警察力の普通の行使によりまして、十分に取締り得る状態である、かように確信をいたしておる次第であります。
(略)
[111]
日本共産党 高田富之
ただいまの2つの質問でありますが、朝鮮人の本国送還ということは、これは明らかに国籍、人種による差別待遇であって、憲法並びにポツダム宣言の明瞭な違反であると思う。
しかもこの事件につきまして、当初から、この前の委員会においても申し上げましたが、あらかじめ政府において一つの架空のプランをでっち上げて、これを押しつけるためにやったということは、調査の過程においてもわれわれはこれを指摘し、政府に対しても厳重に抗議しておるところでありますが、事態は客観的に調査いたしました結果、まったく朝鮮人諸君の失業、重税その他によりますところの生活苦から来る陳情等に対する不当な圧迫が因となっておるということは、今や天下周知の事実であります。
これに対しまして、法務府は特に朝鮮人問題をこの国際関係と結びつけまして、そうしてこれに不当な弾圧を加え、本国送還という違法措置をあえてとるということは、まったくこれは現下の講和を前にいたしまして重大な国際問題でもあり、われわれはこのような措置に対しまして、政府が何らわれわれの抗議に対して反省することがなく、さらにその背後関係を云々いたしまして、われわれ平和と独立のために、ポツダム宣言の厳正実施のために闘っておるわが党に対しまして、非常な誹謗をあえてし、そうして大臣のごときはまったく市井の無頼漢のような言辞を弄して天下の公党を侮辱いたしまして、私どもはこれに対しましては裁判所においてこれを取上げ、堂々とこれと闘う所存で告訴はしてありまするけれども、これに対しましても、この機会に以上2つの背後関係云々の問題、それから朝鮮人の送還問題について、政府は反省する考えがあるのかないのか、ここでひとつはっきり御答弁を願いたい。
[112]
法務総裁 大橋武夫
政府は高田君の御意見とはまったく所見を異にいたしております。
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- 昭和36年03月22日 衆議院 外務委員会
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- 昭和41年03月29日 参議院 大蔵委員会
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- 昭和48年08月23日 参議院 法務委員会
- 昭和49年09月02日 衆議院 地方行政委員会
- 昭和52年04月19日 参議院 逓信委員会
- 昭和57年08月03日 参議院 法務委員会
日共と在日の事件 ~ ソースは国会議事録
・神奈川税務署員殉職事件 19470623
・浜松事件 19480404~05
・犬山事件 19480408
・阪神教育事件 19480414~26
・宇部事件 19481209
・姫路事件 19481210
・益田事件 19481225~26
・平事件 19490630
・下関事件 19490820
・武生事件 19490920
・台東会館事件 19500310・20
・人民広場事件 19500530
・朝鮮戦争勃発 19500625
・長田区役所襲撃事件 19501120~27
・大津地方検察庁襲撃事件 19501201
・円山公園事件 19501209
・王子朝鮮人学校事件 19510307
・浅草米兵暴行事件 19510321
・東成警察署襲撃事件 19511201
・練馬事件 19511226
・白鳥事件 19520121
・田口事件 19520203
・京都事件 19520223・0320
・広島事件 19520301
・静岡地方裁判所事件 19520414
・血のメーデー事件 19520501
・京都メーデー事件 19520501
・広島地裁被疑者奪回事件 19520513
・大阪地方裁判所堺支部事件 19520515
・吹田事件 19520625
・横川元代議士襲撃事件 19520807
・大村収容所事件 19521111
・朝鮮戦争休戦協定締結 19530727
・浜松事件 19480404~05
・犬山事件 19480408
・阪神教育事件 19480414~26
・宇部事件 19481209
・姫路事件 19481210
・益田事件 19481225~26
・平事件 19490630
・下関事件 19490820
・武生事件 19490920
・台東会館事件 19500310・20
・人民広場事件 19500530
・朝鮮戦争勃発 19500625
・長田区役所襲撃事件 19501120~27
・大津地方検察庁襲撃事件 19501201
・円山公園事件 19501209
・王子朝鮮人学校事件 19510307
・浅草米兵暴行事件 19510321
・東成警察署襲撃事件 19511201
・練馬事件 19511226
・白鳥事件 19520121
・田口事件 19520203
・京都事件 19520223・0320
・広島事件 19520301
・静岡地方裁判所事件 19520414
・血のメーデー事件 19520501
・京都メーデー事件 19520501
・広島地裁被疑者奪回事件 19520513
・大阪地方裁判所堺支部事件 19520515
・吹田事件 19520625
・横川元代議士襲撃事件 19520807
・大村収容所事件 19521111
・朝鮮戦争休戦協定締結 19530727