2019年6月5日水曜日

昭和57年08月03日 参議院 法務委員会

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/096/1080/09608031080014a.html

[104]
日本共産党 山中郁子
そこで、初めにお伺いしたいんですけれども、今回の法改正が現状を改善するんだということで提起をされているのですが、きょうの午前中も国際法学者の宮崎参考人や、あるいは朝総連の河参考人からも具体的にお話がありまして、特に在日朝鮮人の方たちがあれほど抵抗している指紋の押捺や、いわゆる登録証の常時携帯義務をそのまま残して改善と言っても、何が改善になるのかというふうに思わざるを得ないと言っても言い過ぎではないと思うんです。で、御意見も午前中にありましたけれども、住民基本台帳に登録するだけで十分である、大きく言って、抜本的に考えて外登法を廃止すべきだという、もちろん参考人の方も必要最小限の問題まで否定してはいらっしゃらないんだけれども、指紋の押捺や常時携帯義務など、そういうものは本当に抜本的に廃止をするということをするべきだということを強調されておりました。私もそのとおりだと思うんですけれども、今回改正されるというそのそもそもの理由はどこにあるのかということを、ちょっと改めてお伺いをしたいと存じます。



(略)



[108]
日本共産党 山中郁子
それで、これも午前中の朝総連の河参考人の発言にもありましたけれども、いま数10万の在日朝鮮人の方たちが日本にこうやって生活を余儀なくされている、そういう結果に導かれた背景というのは、戦前日本に強制連行されてくるなど日本の朝鮮侵略、植民地支配、民族抑圧の結果としての実態なんですね。そういう方たち、あるいはその方たちの子孫の人たちが現在の在日朝鮮人ということになるわけです。

このような歴史的な経過を踏まえて当然何らかの配慮がされるべきであるというふうに思いますけれども、実際にはそれと全く逆に、後ほど具体的にもお尋ねをいたしますけれども、指紋を無理やりにとるとか、極端に言えばおふろに行ったり買い物に行ったりするそういうときにも登録証を持ってなきゃいけない。犯罪人扱いする。そういうことは、まさに逆な実態であると言わざるを得ません

日共と在日の事件 ~ ソースは国会議事録

神奈川税務署員殉職事件      19470623
浜松事件             19480404~05
犬山事件             19480408
阪神教育事件           19480414~26
宇部事件             19481209
姫路事件             19481210
益田事件             19481225~26
平事件              19490630
下関事件             19490820
武生事件             19490920
台東会館事件           19500310・20
人民広場事件           19500530
・朝鮮戦争勃発           19500625
長田区役所襲撃事件        19501120~27
大津地方検察庁襲撃事件      19501201
円山公園事件           19501209
王子朝鮮人学校事件        19510307
浅草米兵暴行事件         19510321
東成警察署襲撃事件        19511201
練馬事件             19511226
白鳥事件             19520121
田口事件             19520203
京都事件             19520223・0320
広島事件             19520301
静岡地方裁判所事件        19520414
血のメーデー事件         19520501
京都メーデー事件         19520501
広島地裁被疑者奪回事件      19520513
大阪地方裁判所堺支部事件     19520515
吹田事件             19520625
横川元代議士襲撃事件       19520807
大村収容所事件          19521111
・朝鮮戦争休戦協定締結       19530727